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歯科医院のリコール率を改善する3つのポイント

(2016年10月30日 10:59 AM更新)

松田歯科医院でメインテナンスと歯科治療を

担当する歯科医師の松田拓己です。

 

今回は院長先生が手間・時間をかけなくても

リコールに応じてくださる患者さんを増やす

ための3つのポイントをご紹介します。

 

 『院長が動かずに リコール率をアップする3つのポイント』

 

  • ・メンテナンスが必要な患者さん「全員」にリコールの間隔は3ヶ月以内と伝える
  • ・患者さんにご自身の病状を正確に把握してもらうために「ストレス」の影響をできる限り排除する
  • ・患者さんに受け身ではなく「自主的」に健康を管理してもらう

 

上記の3つのポイントが

リコール率の改善を目指すうえで

非常に重要になりますが、

先生は違和感や疑問を感じられるでしょうか?

 

わたし自身も毎月リコールはがきを

メンテナンスの対象となる患者さん全員に

送付した結果、半分程度の人数しか

来院されず残りの方は定期健診から脱落する

のが当たり前だった時期には

上の3項目はまったく理解できませんでした。

 

しかし、「院長が動かずにリコール率を改善

する3つのポイント」を忠実に守って

順番に実行したおかげで、

現在のリコール率は90%前後で安定しています。

 

リコール率改善の効果は松田歯科医院だけ

ではなく、コンサルティング先の歯科医院でも

20~30%台の上昇を実現しており

再現性は確認済みです。

 

次段ではリコール率の改善方法を中心として、

3か月先のアポイントがメンテナンスの患者さんで

埋まっている歯科医院を実現するために

役立つ情報をお届けします。

 

『リコール率を小数点以下まで把握していますか?』

 

先生はご自分の歯科医院に継続通院される

メンテナンスの患者数を増やすために、

どのような努力・施策を打ってこられたでしょうか?

 

リコールはがき・接遇の改善、

患者さんへの説明方法を工夫する等、

まったく対策を行っていないという先生は

いらっしゃらないと思います。

 

これらの対策は具体的に

何名のメンテナンス患者さんを増やすことに

貢献しましたか?

 

この質問に即答できる先生はかなり少ない

はずですが、残念ながらそのままでは

予防のために継続通院される患者さんを

増やすのは困難です。

 

メンテナンスの増患対策で獲得できた

患者数は、対策を打つ前と打った後の

各月の定期健診対象者数と

リコール率の上昇度が分かれば計算できます。

 

これまでに相談を受けた院長先生方の中で、

自院のリコール率を計算した経験がある方は

極少数でした。

 

その際、多くの先生方からいただいた質問が

リコール率の計算方法が分からないのですが?

というものです。

 

リコール率の計算方法は原則として

以下の式のとおりとなります。

(実際に来院した患者数)÷(メンテナンスが必要な患者数)= リコール率

もしも、先生が毎月のリコール率を

計算されていないようでしたら、

今月からすぐに始めてください!

 

毎月の診療報酬やレセプト枚数を把握

することと同様に、メンテナンスに通っていただく

継続率を正確な数字で認識することが

貴院の患者数を増やし続けるためには必須です。

 

先生やスタッフの皆さんの努力で

定期健診の患者数をどの程度の割合で

増やせているのか?を

「何となく」で片づけている限り、

真に有効な対策を見つけることができません。

 

自信を持って「この方法を続けていけば

毎月のリコール率は改善できる」と

言い切れる方法が発見できれば、

後は確実に成果の上がる対策を

実行し続けるだけで

メンテナンスの患者数は増えていきます。

 

明日は、多くの先生方からいただいた

「リコール率の計算方法がわからない」

という質問に潜む

意外な落とし穴についてお伝えいたします。

 

『はがきを送るだけでリコール率が90%を超える歯科医院!?』

歯科医院における予防歯科の定着度を
正確に把握する上で欠かせない、
リコール率の正しい計算方法をお伝えしました。

 

 

 

 (実際に来院した患者数)÷(メンテナンスが必要な患者数)= リコール率

リコールはがき等でメンテナンスの時期を
歯科医院からお知らせしても、
成人のリコール率は50%前後にとどまる
ことがほとんどです。

(小児を保護者が連れて来る場合は

リコール率が高くなる傾向があります)

 

ところが、はがきでお知らせするだけで

80~90%のリコール率があがっている

歯科医院の院長先生から

メンテナンスの患者さんを増やす

良い方法はありませんか?」と

相談を受けることがあります。

 

一般的にはがきでお知らせした内容に

期待通りの反応が起こる割合は14~15%

ですので、はがきだけで90%近い

リコール率を上げるのは非常に困難。

 

さらに不思議なのは、リコール率が

非常に高いのにメンテナンスの患者数が

増えないと悩んでいらっしゃることです。

 

そこで、「歯周病やカリエスのリスクを

抱えており、メンテナンスが必要な患者さん

全員にはがきを送っていますか?」

と質問してみました。

 

この質問に対するお答えは、「リコールはがきは

メンテナンスを受けることを希望された患者さん

だけに送っています」ということでした。

 

つまり、メンテナンスが必要であっても

継続通院を希望されない患者さんには

リコールはがきを送っていなかったのです。

 

そして、こちらの歯科医院ではリコール率を

下のように計算されていました。

 

(実際に来院した患者数)÷リコールはがきを送った患者数= リコール率

 

ご自身から、メンテナンスに通いますと希望

されている患者さんだけを対象にしています

ので、口腔内にリスクを抱えている患者さん

の人数よりも分母が小さくなりますから

来院率が高くなるのは当然と言えます。

 

このような取り組み方では、はがきの枚数を

節約しメンテナンスの必要性をお伝えする

ストレスは軽減されますが、

大きな問題点が2つ生じてしまいます。

 

一つは、院長先生が抱えているメンテナンス

の患者数が増えないという悩みが解消される

のはほとんど期待できないということです。

 

歯科に関して素人である患者さんに

「痛みがなくなっても予防に来た方がよい

ですよ」とお伝えしただけで、

メンテナンスの必要性を理解していただける

頻度が非常に低いことは臨床経験を積んで

いらっしゃる方ならお分かりのはずです。

 

わたし自身も歯科医師として四半世紀以上、

開業医となって20年経ちますので

身に染みています。

 

もう一つの問題点は、患者さんに

お口の中のリスクをお伝えして

適切なリコール時期にメンテナンスを行う

「かかりつけ歯科医」としての責任を

果たせなくなることです。

 

貴院に通ってくださるすべての患者さんに

ご自身の問題点を自覚していただき、

お口の健康を守り続けることが

専門家としての歯科医師が果たすべき役割です。

 

リコールの対象者は、先生ご自身が

メンテナンスが必要だと判断された患者さん

全員に設定して、リコール率を計算しましょう。

 

歯科医院のリコール期間の考え方





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