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松田歯科医院が重視する人材育成のポイント 1
(2015年6月2日 6:59 AM更新)
院長先生の診療所ではスタッフに日報を提出してもらっていますか?
阿うんの呼吸で診療を介助してくれて一人ひとりの患者さんのアポイント~口腔内の状況まで把握しているベテランスタッフが揃っていれば必要ないかも知れません。
このようなストレスのない環境を実現するために松田歯科医院で採用している人材育成の方法をお知らせします。
松田歯科医院は開業して18年経ちますが昨年まで日報をスタッフに書いてもらうことはありませんでした。
開業当初から日報を提出してもらっていればスタッフとの関係構築はスムーズに進んで、人材育成で苦労することは激減していたと思います。
日報を書いてもらうようになったきっかけは新人スタッフの心の動きを知りたいと感じたことでした。
6~7年前から新人スタッフに業務内容を指導するのに非常に時間がかかるようになり仕事を覚えてもらう前に退職する事例が増えたためです。
口頭では新人が質問しづらい業務内容への質問やどのような作業には自信を持ってきているのか把握することができて昨年の9月に入社した歯科未経験のスタッフは先輩たちと和気あいあいで仕事を続けてくれています。
一般的に『日報の意義』として上げられる要素は
①院内での情報共有
松田歯科医院では日報をメールで医院のメールアドレスあてに送ってもらっていますので、全員が容易に閲覧・時系列でスタッフの成長を確認・内容を即座に検索して有意義に活用しています。
➁院長や先輩スタッフが適切なアドバイスをしやすくなる
文章で伝えることで口頭で行った指示・アドバイスが正確に理解されているか確認できるので余計な誤解を防ぐことができます。
これについては最近非常に助かった事例がありましたので後半でご紹介します。
③蓄積していけばマニュアルとして活用できる
その日学んだ作業内容についてまとめておき後日作業手順に沿って整理・修正すれば新人スタッフに指導する際のマニュアルが出来上がります。
※日報のおかげでスタッフとの不要な衝突を回避できた事例※
今年の4月から入社してくれたKさんは短大卒業後10年以上にわたって歯科助手を継続しているベテランです。
Kさんは真剣に歯科医療に関わっている方で松田歯科医院でも即戦力として非常に活躍してくれています。 仕事ぶりは申し分ないですが慣例としてKさんにも日報をメールで送ってもらっています。
入社して半月ほど経って診療を介助してもらった際患者さんが座っている診療台を水平に倒すスイッチを押した直後Kさんは器具の準備を始めました。
診療台が倒れると同時に治療を始めるための配慮だと思われますが患者さんの上半身は診療台とともに倒れますので周囲に物があると後頭部にぶつかる可能性が有ります!
その場でわたしは「危ないので診療台が止まるまで患者さんを見ていてください」とKさんに指示しました。
この後アシスタントについてくれたKさんが診療台を倒す際は当然動きが止まるまで患者さんを注視し続けるだろうとわたしは期待していました。
ところが、Kさんは診療台を倒すスイッチを押すと同時に患者さんから目を離し機材の準備をはじめたのです・・・
わたしが先ほど行ったばかりの注意事項を守ろうとしないKさんの様子を見て「院長の指示を聞く気がないのか???」と当惑しました・・・
仕方なしに再び「危ないので動きが止まるまで見ていてください!」と少し強めに指示するとKさんはエッ!という顔でわたしと患者さんを交互に見て「はい・・・」と小声で返事をしてくれました。
その後も診療台が倒れ始めると同時に他の作業をはじめて患者さんから目を離す行動は変わらなかったので、わたしが注意してKさんが納得のいかない顔で返事をすることを数回繰り返しました。
その日の診療が終わった後ため息をつきながら「いくら仕事ができても院長の指示を守れない人を雇い続けるのは難しいな・・・」と心の中でつぶやいていました。
帰宅後にKさんから日報を記載したメールが届いていました。
ちょっと読むのが怖かったのですが開封してみると
『本日は院長先生に注意されたことがありました。
患者さまをユニットにご案内し、 横に倒したときにライトがちょうど患者さまの目に当たってしまいました。
準備漏れはないかの確認と、これから始まる治療の流れを イメージしてるときだったので、患者さまが眩しいという ことに気付けず何回も院長先生に指摘を受けました。
準備は前もって用意し、ユニットに患者さまがいるときは 常に注意を払っていきたいと思います。』
と記載されていたのです!
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